いきなりですが、油断は禁物です!わたしもやられています。
スペイン バルセロナへの旅行や生活を考えているみなさん、もしくは住んでいるみなさん、治安について少しでも不安を感じていませんか?
バルセロナに住んで5年以上になる私がその現地の実情をお伝えします。
治安状況を理解して、楽しい旅行そしてスペイン生活を送りましょう。
ちなみに、わたしはスリの被害にあってます。
しかもスペインに来た当初に複数回、涙。
右も左もわからない状態ではいつ被害にあうかわかりません。
ただ、安心してほしいのは、重犯罪はほぼないです。バルセロナは一般的に、国際的な基準から見てもまだ安全な観光地であると考えられています。
バルセロナを歩いていると、気候は良くフレンドリーな街であることに変わりはなく、住民も観光客もリラックスして幸せそうな雰囲気に包まれています。
では、どのようなことに気をつければよいのか、以下お伝えします。
目次
バルセロナで遭遇する可能性がある被害の種類
とくに観光客が遭遇しそうな被害に絞ってみました。
スリ・置き引き・強盗
圧倒的にこれです。とくにスリと置き引き。
バルセロナでは、残念ながらスリが一番多い犯罪となっています。
重犯罪はほとんどないのでその点では安全な都市ではありますがスリの数はとんでもないのです。
日本人の旅行者から在住者まで、毎日だれかがスリや置き引きにあって、パスポートやスマホ、現金、クレジットカードなどを盗まれています。ほんとに毎日ですよ。
いつの月だったか、まだ月の半分が経過した段階で日本人の方が29件もスリにあって領事館に駆け込むという。。
旅行初日にヤラれた日には、もうずーっと気分が沈んだ旅行になってしまいますよね。
とくに観光シーズンはスリにとっては格好の稼ぎ時なので気をつけてほしいです。
観光地や混雑した公共交通機関は特に注意が必要です。
車上荒らし(🚗レンタカー借りる場合)
せっかくだからレンタカー借りて近郊のビーチや美しい村を訪問しようって考えている方もいらっしゃると思うんですが、車上荒らしも注意すべきです。
とくに圧倒的に被害が多いのは、やはり、レンタカーです。
ナンバープレートでレンタカーってわかりますからターゲットにしやすいんですよね。
しかも旅行で荷物を載せて移動しているケースが多いため余計に狙われやすいのです。
以前、芸能人の方がバルセロナに来て、レンタカーの中に置いてあった荷物をがっつりスられていましたね。
窓から見えるところに置いていたんですよね。それはヤラれるよ〜。
特に注意が必要な治安の悪いエリア
観光地とその周辺
まー当たり前ですが。
なかでもランブラス通りやゴシック地区、サグラダ・ファミリア、カンプ・ノウ周辺など、観光客が多く集まる地域はスリや強盗が多く報告されています。
バルセロナに来たら誰しもが必ず行くエリアですよね。
そのためスリがウヨウヨ歩いています。
以前はサグラダ・ファミリア近くのマクドナルドやバーガーキングが日本人の被害が多い場所の2大巨塔と言われてました。
日本でやってしまっているように、荷物をテーブルの上に置いたままにするとか、椅子の背もたれにリュックかけてスリにあうとか。
日本人これやってしまうのほんと多いです。
日本と同じ感覚でいると、秒でヤラれますのでご注意を!
それにしても、みんなハンバーガー好きなんですね。
わかりますよ。ハンバーガーならどこの国でも、味も大きく変わらないし、なんといっても注文の仕方も簡単だから、ついついてっとり早くハンバーガ屋を選んでしまうんだと思います。
※現在は、カンプノウスタジアムは改修工事中のため、試合は行われていません。バルサショップやカフェなどはオープンしています。
ただしスリはそんなことを見抜いています。
それと、サグラダファミリの眼の前の公園もスリいます。
リュックを地面に置いて写真撮影をしていた人が、あっさりとスリにリュックを持ち去られた場面も目撃したことがあります。
そして、最近ですが、FCバルセロナのホームスタジアム カンプ・ノウ周辺での被害が激増してますので、バルサファンの皆さんご注意を!
エル・ラヴァル(El Raval)地区
エル・ラヴァル地区は、夜間は特に注意が必要な地区とされています。
多文化的な地区として知られていますが、夜になると犯罪率が上がります。
このエリアを夜中に一人で歩くことは避けてください。
夜間に、道どこだっけー?とスマホのマップ見ながら歩いているのは危険。
スマホを外に出して動画や写真撮りながら歩くのも危ない。
土地に慣れていない観光客であることを丸出しにしちゃいます。
すっ、とスマホ盗まれますよ。
高級時計をひったくられるケースも多く発生しています。
バルセロナに来る際は、「お金もっていますよー」って雰囲気を出すような格好や持ち物は避けましょう。
それは「わたしはカモですよー、どうぞ盗んでください、カモーン」と言っているのと同じですので。
公共交通機関 バス、電車の中
バスや電車に乗っている間に、知らないうちにスリにあったというのはあるあるです。
スリのプロたちが常に目を光らせていますよ。
彼らはプロフェッショナルですから。
スリを生業にしていますから。
ドアが閉まる間際に、スマホをもぎ取られたっていうのもあるあるです。
空港
意外かもしれませんが、空港内でのスリも多発しています。
バルセロナ旅行を満喫して空港の出発ロビーにて、
「楽しかったー♪日本に帰ったらラーメン、そば、うどん、刺し身、牛丼が楽しみだなぁー!」
なんて油断してチェックインしている間にスーツケース持っていかれる、という。悲劇。
手荷物検査が終わって、搭乗の待合フロアですらスリに遭うケースがあるんです。
犯人は格安のチケット購入して中に入って、そこでスリを実行。
チケット代以上に稼げるということですね。
そこまでとは、びっくりですよね。プロフェッショナル。
普通はもうその場所は、リラックスして機内に搭乗するの待っているだけですもんね。
被害に合わないために
スリ対策
歩いているとき
- 適度な距離感を持つ。近すぎる人や不審な挙動を見せる人には注意しましょう。
- バッグは常に前に持ち、手をかけておきましょう。また、貴重品はなるべくバッグの奥や内側のポケットに入れましょう。
- 背中にしょっていると、チャックを開けられます。
もしくはカッターでスパッと切られることも。 - 人混みを避ける。観光地の混雑したエリアでは、スリの可能性が高まります。
- シャツにジュースや水を掛けられて拭いている間とかも注意。
この動画のようなケースもあるある。 - オススメの防犯アイテムは記事の下で紹介しますね。
公共交通機関に乗っているとき
- 座る場合はバッグは膝の上に置くか、肩から下げたままにしましょう。
- 立っている時はバッグを前に抱え、背中はドアに極力近づけに向けましょう。
日本で電車乗るときは、窓の外を向いて立つことが多いと思いますがその逆です。つねに変な人が近づいてこないかチェックです! - ドアの近くでは特に警戒しましょう。ドアが閉まる直前にスマホをスられるケースが多くあります。
レストランやバルにいるとき
- バッグや貴重品、スマホをテーブルの上に置かない。また、椅子の背もたれにかけて放置するのも避けましょう。
- 席を離れる際には、貴重品を持ち歩くか、信頼できる人に見ていてもらいましょう。
空港にいるとき
- 荷物を無防備に置かない。特にチェックインやセキュリティチェック、手荷物受取エリアでは注意が必要です。足元の前側に置いてください。
- パスポートや貴重品は身体に近い場所に保管し、目を離さないようにしましょう。
ニセ警察
- 警察は身分証を持ってますので、本物は提示してきて、じっくり見せてくれます。
偽物はニセの身分証を持ってますが、さっと見せてすぐ隠します。 - 本物警察は、財布を手に取り確認することなどしません。偽物は、財布からクレジットカードや現金を抜き取ります。
- 本物の警察はその場でなんらかの罰金を払えと言うことはありません。銀行での支払です。
偽物は、その場で罰金払うように言ってきます。それでしかお金盗れないから。
スリに関するインスタ紹介
こちらのアカウントではバルセロナのスリ犯人の動向やスリの人の特定がされています。30万人以上もフォロワーが!
私も、会社の同僚からこのアカウントを教えられてフォローしています。たまに見て、油断しないように身を引き締めています。
車上荒らし対策
- 駐車する場所を選ぶ際には、よく照らされた場所や見通しの良い場所を選びましょう。できる限り人目のつく場所での駐車が理想的です。
- 車内に貴重品を見える場所に放置しないようにしましょう。
これが狙われる一番の原因です。もし車内に置く場合は、必ずトランクや手箱など見えない場所にしまいましょう。 - 車を離れる際には、必ずドアをロックし、窓を閉めきりましょう。
中に鍵を忘れるのはもちろん、エンジンをつけたままにするのも避けましょう。 - 長時間の駐車の場合、特に夜間は有料の駐車場を利用することをおすすめします。
防犯カメラが設置されている場所や、セキュリティが常駐している駐車場が理想的です。 - 別の車のドライバーから「パンクしてるよ」と言われ、路肩に停めてタイヤの確認している間に、社内の貴重品をとられることもあります。あるある。
ドアを閉めて鍵をしてから確認してください。
つい最近、わたしの知り合いがこの手法でやられました。やはり、パンクするとどうしても冷静を欠いてしまうらしいです。
あらかじめシミュレーションしておくことをおすすめします。
やりすぎて損はないです。
それでも被害に遭った場合の対処
- クレジットカード会社への連絡
クレジットカードが盗まれた場合、すぐにカード会社に連絡を取り、カードの利用停止を申請しましょう。 - 警察への報告: 電話番号112
現地の警察にすぐに連絡を取り、被害を報告しましょう。
ただし、ほとんどのケースで盗まれたものは出てこないと思っていたほうがいいでしょう。
保険申請をする際にポリスレポートが必要なので、それを入手する目的ですね。 - 領事館への連絡:
日本大使館や領事館にも被害を報告しましょう。言葉の問題や法的手続きについて助けてくれます。
身分証明書の再発行: パスポートなどの身分証明書を盗まれた場合、領事館にて再発行の手続きをすぐに始めましょう。
バルセロナ総領事館のホームページはこちら
- 旅行保険:
あらかじめ加入しておいた旅行保険に被害を申告します。
必要な書類や手続きについては保険会社に直接問い合わせてください。
さいごに
これらの対策を踏まえれば、バルセロナの街を安全に、そして楽しく過ごすことができるはずです。
ぜひバルセロナの素晴らしい気候、食事、芸術など楽しんでよい思い出を作ってください!
この記事が皆さんのバルセロナでの安全な滞在をサポートする一助となれば幸いです。
おすすめアイテム紹介
言わずとしれたAppleのAirTag。財布やキーケース、リュックなどにつけておけば、見失っても後で探せる確率アップ。
スマホのスリが本当に多い。わたしも被害者。周りの知り合いでも何人もやられています。
こちらでは、スリを防ぐために首からストラップをかけている方をよく見ます。
とくに女性が多いですね。ズボンのポケットにいれて隠すことが難しいからですね。男性はズボンのポケットに入れて防いでいるケースが多いです。
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この防犯アイテムは、リュックやかばんのチャックを気づかないうちに、さっと開けられることを防げます。小さいし値段もお手頃ですのでおすすめです。