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他人をイジって笑いをとろうとする人、人を見下して上に立とうとする(マウントする)人の考察と対処法

2023年12月2日

あなたの周りにもいませんか?
いませんでしたか?

学校や職場、サークルやクラブ、ご近所づきあい等、あなたのネットワーク内に。
やたら人をイジることで笑いをとろうとする人、見下すように、やたらマウンティングしてくる人いませんか?

会話していても、なんだか上から目線で話をされ不快感を覚える。
こちらが真剣にやっていること、まじめに返答していることをイジり笑いにされたり。

こっちはなんとか苦笑いするだけで楽しくない。

この記事では、他人をイジる、マウントする人とはどのような人たちなのかを考察し、そのような人との付き合いに疲れている人、対応に困っている人に寄り添い、どう対処すべきかを記載していきます。

他人をイジって笑いを取ろうとする人、マウンティングする人の具体例

まず、そういった人たちがどのような会話をするのか、振る舞いをするのかを知っておいたほうがよいです。

典型例をいくつか挙げます。

会話内容、ふるまい

  • とにかく学歴をすぐに聞いてくる
    (推察:自分のほうが上位の学校に行っていることを確認したい)
  • 働いている会社名、組織名をすぐに聞いてくる
    (推察:自分のほうが有名企業に勤めていることを確認したい)
  • 出身地を聞いてくるまではよいが、全然知らない、と言ったり、他の場所の良さを持ち出してくる
    (推察:ベースとして自分の住んでいるところがすごいと思っている)
  • 親や親族の職業、はたまた彼や彼女、出自まで聞いてくる。そのうえで自分の話をしてくる
    (推察:自分の育ちの良さ、自分の親の職業の優位性を確認したい、周囲の人間関係をアピールしたい)
  • スポット、観光地へ行ったことアピール。旅行や出張で行ったことのある特に海外の国の数や場所をやたらにアピール
    (推察:プライベートが充実していること、自分はすごいぞ、経験豊富だぞと言いたい)
  • 仕事上の業績を聞いてもいないのに話してくる
    (推察:自分はすごいぞ、仕事できるんだぞ、えらいだろと言いたい)
  • 人が頑張って取り組んでいることに難癖をつける
    (推察:自分の立ち位置が大事であり、相手の努力に興味ない。)

これらは典型です。

たとえば、ひとつめですが、すぐ学歴を聞いてくるひといません?
昔からなぜなのか理解ができません。

わたしの場合、人と会話をしていて、学歴たとえば、出身大学がどこかなんて必要ない。
いずれ知ることになったとしても、知らなくてもまったく気にならない。

むしろ、いま何に興味を持っているのか、どんなスポーツをしているのか、どんな趣味があるのか、オススメのお店、レストラン、読んでおもしろかった本、ためになった本などを聞いたほうが、相手のことをよく知れて会話も弾むのではないでしょうか。
過去のことであれば、何を学んだか(学校名は不要)、どんなアルバイト経験があっておもしろかったか、行って楽しかったスポットなどは会話が楽しめる。

いきなり学歴を聞いてくる人、昔からよくわからないのです。

30歳になっても40歳になっても、学歴のこと聞いてくる人いませんか?
時が止まっているとしか思えないのです。そんなひと昔前の話。10年ひと昔。20年大昔。

にほん昔話なら、おもしろいですよ。しかし、学歴昔ばなしはとてもつまらないですよね。
学生時に人生のピークが来て、そのまま成長が止まっている人なのかもしれない、と思ってしまうのです。
聞かれたら、東京大学、ってテキトーにまずは答えています。
の、を小さい声で言ったり。

そして、人の頑張っていることに対して揶揄したり、難癖つけるの人、連中が一番たちが悪い。

他人をイジる人、マウンティングする人の心理面の考察、特徴

他人をイジって笑いを取ろうとする人やマウンティングする人には、いくつか共通する特徴があります。
ただ、これらの特徴が全て当てはまるとは限りません。
人間の行動は複雑で多様です。以下は一般的な特徴です。

他者を傷つけることで自分を守る=プライドが人一倍高い

イジることやマウンティングは、他者を攻撃することで自分を守ろうとする行動かもしれません。皮肉や嫌味を頻繁に言って、他人を傷つけたり軽蔑したりします。
イジりが冗談の形をとっている場合でも、その中に真実や本音が含まれているので注意です。
自分を優位に立たせるために他者を傷つけることで、自分の脆さや弱さを隠そうとします。

自己不安や自己評価の低さ

イジることやマウンティングは、相手を批判することで自分の価値感を保とうとする可能性があります。自分に自信がなく、他者を下げることで自分を高めようとすることがあります。

集団内での注目を集めたい、目立ちたい

ひとをイジッて笑いを取ろうとする人、マウンティングをする人は、集団内での注目を集めることで満足感を得ようとしています。
自己顕示欲が強いのです。
笑いをとることで、自分を中心に注目が集まり、他者よりも目立とうとする傾向があります。
評価を得られたと勘違いするのです。

他者の評価をとても気にしている

他者の評価をとても気にする人間の場合、イジりやマウンティングを用いて、相手を下げることで自分を優位に立たせ、偽りの承認要求で満たされているのです。
他者と比較して自分を引き立てようとする試みが、イジリでありマウンティングになっているのです。

上記の特徴から言えることは、自分ではリスクを取らずに他人を利用して、優越感に浸り、承認欲求を得ていること。
もっともやっかいなのは、人をとても嫌な気持ちにさせていること。

ちなみに、自分より立場が上と思う人には、媚びへつらうのがこのタイプのひとたちです。

こういった人たちは、[ダサい人]、もしくは、[さもしい人]という言葉で表現するのが適切かもしれません。

どのように接していくのか。対処法

染み付いた無意識の差別の可能性

まず、人を学歴や職業ですぐに評価したり、出自を気にするひと、人をイジるひとは、彼らの家庭、親もそうである可能性があります、もちろん可能性です。

もしくは、親の影響以外にも、同じ学校の仲間などの属していたコミュニティの影響も考えられます。
小さい頃からそういった価値観を浴び続けているため、意識的な差別はもちろんのこと、より問題である無意識の差別がカラダの中に染み付いていて、性根となっており、そう簡単には取り除くことが難しくなっている可能性が大きいです。

言っていい事と悪い事の区別ができなくなっているのです。
イジって笑いを取ろうとする人はイジメに近い形までエスカレートしてしまうケースが多いとされています。

イジる対象が、本人だけでなく、その親、兄弟姉妹をイジるケースもあります。
この場合、本人ではどうしようもできない部分であるためより強い不快感を感じるのです。
許せませんよね。

マイクロアグレッション、という言葉をご存知でしょうか。
日本語では【無自覚の差別】。
また別で詳しく触れたいと思います。

彼らの言い訳

こういった人に、他人をイジることや、人の頑張りや努力をバカにしたり揶揄することは良くないと注意、指摘した場合に予想される典型的な反応は次の通りです。

  • 「真に受けるなんて思わなかった」
  • 「ノリが悪いなー、真面目だなー」
  • 「イジられて楽しんでいると思った、イジられておいしいと感じていると思った」
  • 「本気で思って言ったわけではない」
  • 「本当は君のことが、うらやましいんだよ」

とにかく自らを正当化しようとします、そして同じ場にいた他の人のせいにしたりもします。
「本当は止めようと思ったけど。。」など

加勢した時点で、その場にいた他の人を止められない時点でアウトです。
イジメをしているのです。

これらの反応がある場合、その場では謝罪しているようで、根の部分で反省しているかどうかにはおおきな疑問が残ります。
時間の経過とともに頭をもたげてくるはずです。
注意してください。

対処方法

こういった人への対処ですが、
・無視をする
・スルーする
・直接ハッキリ指摘、注意する
・上司、先輩、仲間から間接的に指摘してもらう

など、いくつか挙げることはできますが、

距離を置いて近づかないことが一番の策す。

人の思考をそう簡単に変えることはできません。

これまでの成長過程で学ぶ機会はあったはずなのに、学ぶことができなかった可哀想な人、未成熟な人だと思ってそっと離れましょう。

自分の心を平穏に保つためにも、上記の特徴が見られた人からは、仮に仕事などで急には物理的に離れることは無理であっても、心理的には即座に、物理的にも少しずつ距離を置くのが一番の対処方法です。

みなさんの心が健康でおだやかでいれますように

さいごに、心を落ち着けるために役立つ本をお伝えします。

だれかに、あれこれ

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