ばあちゃんの思い出
ふと、ばあちゃんのことを思い出すことがある。
天国にいる、ばあちゃん。
小さい頃のばあちゃんの思い出は、毎日飽きもせず、朝も夕方も決まった時間に仏壇の前に座って、お経唱えて、ご先祖様にありがとうって言ってたこと。

仏壇で座るばあちゃんの周りでわいわい遊んでいると、
「こっちに来てとなりに座られ」って言われて、
よくわかんないけど、手を合わせてばあちゃんの真似させられて。
たまに、水とかご飯といったお供え物を運ぶこと頼まれて。
一番の楽しみは、チーーーーンって鐘を鳴らすこと。(正式名称は「りん」って言うらしい)
いつもはやく鳴らしたいなーって思いながら手を合わせてた。

早く、ちーん、したいなー
家中に響くくらい強く叩いてた、りん、を。
ばあちゃんの隣に座っているのは、なんか心地よかった。
いまも目をつむると、隣にいるちょっとふっくらした、いや、言葉を選ばず言うと、でぶぅ〜な、ばあちゃんの温もりを感じることができる。
これまで特定の宗教に興味を強く示したことはないけれど、仏教には素晴らしい教えがたくさんあることは分かっている。
それぞれの宗教にはそれぞれの素晴らしさがあるはず。
さて、仏教の宗派のなかでも、禅宗はたとえばアップルの創業者スティーブ・ジョブズが傾倒していたりと、海外の著名な経営者などにも影響を与えているようで少し興味を持ってみた。
そんな禅語の中から今日の言葉を紹介します。
それは「日々是好日」
日々是好日とは (意味は?読み方は?)

禅の教えには、日々の生活を幸せに感じるための深い言葉がたくさんあります。
その中でも特に有名な言葉の一つが「日々是好日」でしょう。
読み方は、にちにちこれこうにち、もしくは、にちにちこれこうじつ。
コレを読んでるあなたもきっと聞いたことはあるんでは?
この言葉は、「日々の中に幸せを見出すことができれば、どんな日も良い日である」という意味を持ってます。
ただ、毎日が良い日って、単純な意味ではないですよ。
一見悪い日であっても、心の持ち方次第でその日を良い日に変えることができるってこと。
日々の生活には、喜びや楽しみだけでなく、困難や苦労がつきもの。
自分の場合は、どっちかということ困難や苦労のほうが多い。
しかし、その一日がいい日になるか、悪い日になるかは、自分の心がけ次第なんですよね。
ポジティブな心の持ち方を身につけることが、日々是好日の実践につながります。

朝起きたときに雨が降っていて気分が沈みがちな日でも、それを否定するんではなくて、雨音や雨粒の美しさを感じながら、心穏やかにその日を過ごすことができるでしょう。
また、仕事や学業でうまくいかなかったり、人間関係でトラブルがあったとしても、それを学びの機会と捉え、成長のための貴重な経験として受け入れることができれば、その日も良い日に変えることができますよね。
日々是好日の教えは、日々の生活におけるポジティブな心の持ち方の重要性を教えてくれます。
その日の出来事に対する捉え方や心の持ち方次第で、どんな日も最高のいい日になることができるんですよね。
禅の教えは、このような心の持ち方が日常生活においてどれほど重要かを教えてるんです。
日々の生活にはさまざまな出来事があるけれど、それらに対する自分の心の持ち方が、その日がいい日になるか悪い日になるかを左右する。
その日の出来事に対してポジティブな捉え方をし、感謝の気持ちを持ち、自分の成長の機会として受け入れることで、どんな日も最高のいい日に変えることができる。
たとえ、朝のめざましテレビの今日の運勢の結果がよくなくても、そんな他の外部の要素に左右されることなく、自分の心のあり方で日々をポジティブに過ごすことが大切ですよ。
まとめ
毎日は自分の気持ち次第、日々を楽しく充実したものにしていきましょう。
仕事がうまくいかない日があったり、誰かとうまくいかなかったり、裏切られることがあったり、
そんな辛いことがあっても、そこから成長できる。
かならず。