日本人は挨拶するとき、だいたいのケースでコウベを垂れますよね。ぺこり。
握手をするケースもあり。
あいさつの仕方って国によって違いますよね。
では、スペインではどう挨拶したらいいのか?
人々はどうのように挨拶をしているのだろうか?
スペインに来てはじめてオフィスに出社して同僚に挨拶したときに、どうしていいかわからず戸惑ったことを思い出しました。
オフィスに日本人は自分ひとり。
そこで通じるのはスペイン式のみ。
ほっぺに軽くキスをするケース Dos Besos(ドスベソス=2回のキス)

女性同士の場合も、男性と女性の場合の初対面であっても、右のほっぺと、左のほっぺの順番に2回キスするのが普通です。
ほっぺとほっぺを合わせて、チュッ、チュッ。軽く擦り寄せる感じで。
うまくなると、口はキスの形でさりげなくチュッ、チュッと軽く音だして。
決して、唇をほっぺに、ぶちゅぅ〜、ってくっつけるわけではないのでご注意を。
いやらしさなしですよ。
スペインの場合は2回。ラテンアメリカの場合は1回だったりします。
そして順番は、右ほほ1回、左ほほ1回。
コレ大事。
自分の右ほほ(相手の左ほほ)→自分の左ほほ(相手の右ほほ)ですよ。
ちなみにイタリアは左→右なので注意。
間違えると顔と顔ぶつけるし、ほんまに唇くっつくと、微妙な空気流れるので。
オフィス出社初日に挨拶まわりをした際に女性の同僚のマネージャーがニコニコ近づいてきてくれました。そして、顔を近づけてほっぺちゅ挨拶してくれた時、どうしたらよいか分からず、直立不動状態。
なされるがまま。
めっちゃかっこわるい自分。
ドキドキした自分が恥ずかしい。
今ならもう一回、やり直したい。

もうすっかり慣れたもんやで
とても親しい相手や、友達とひさしぶりに会った場合などは、2回キスしたあとにハグをすることもあります。
挨拶で握手をするケース

男性同士の場合は、がっしり握手をするのが普通です。
がっしりが、ほんとにがっしり。
ナヨナヨっと力の抜けた握手したらダメですよ。
印象がよくない。

たまに、痛いくらいの握力の人もおるで、負けずに握りかえすで。
女性同士でも、仕事の面接だったり、フォーマルな場面では握手だけで済ませるケースもあります。
挨拶のキスを教える

日本人は小さい頃から、あいさつで会釈したりお辞儀することを親や学校で教えられていますよね。
同じように、スペインではあいさつでキスをすることが教えられてるんです。
おはようや、おやすみ、学校の送り迎えでの親へのキスもあたりまえ。先生とも、もちろん。
外で知り合いに会ったら、親が子供にあいさつのキスをするように言ってたり。

ちゃんと、ほら、あいさつのキスしなさい!
人と人が近づく良い文化だと思います。
日本では、会釈文化が根付いているので、ほっぺにキス文化はなかなかすぐに根付かないとは思いますが、スペインや海外では、郷に入れば郷に従えで、さらっとできるようにしておきましょう。
さいごに スペインでの挨拶(キス&ハグ)

スペイでは、右ほほ1回→左ほほ1回。
とても親しい人なら、ハグもあわせて
あいさつは人間関係の基本ということで!