今日は、スペイン語の興味深い表現である「Estoy de Rodríguez(エストイ・デ・ロドリゲス)」についてお話しします。
この表現は、
映画『El cálido verano del señor Rodríguez』から来ているとされています。
日本語で言うと、「ミスターロドリゲスの熱い夏」ですね!
映画のストーリーやフレーズの意味、そしてスペイン文化への影響について探ってみましょう。
Estoy de Rodríguez(エストイ・デ・ロドリゲス)とは?
「エストイ・デ・ロドリゲス」とは、スペイン語で「ロドリゲス状態にある」という意味です。
この表現は、家族やパートナーがバカンスで長期間出掛けてしまったものの、仕事のためにひとり残された配偶者が自由でのんびりと過ごすときに使われます。
要するに、ひさしぶりの独り身を自由に謳歌するといった意味で使われます。
ちなみに、小学館の辞書で「rodríguez ロドリゲス」調べると、「妻子が休暇に行った後、仕事のためにひとりで残っている夫」と出てきます。
先日、とあるスペイン人と話をしていたんです。
「夏休みなにすんの〜?」って話になり、
「一人で過ごす予定やで〜」って伝えると、
「めっちゃロドリゲスやーん!!!」と言われてはじめて知った表現です。
映画 『El cálido verano del señor Rodríguez』について
「ミスターロドリゲスの熱い夏」
1965年公開。
この映画の中で、中年サラリーマンのペペ・ロドリゲス氏は夏の間、都会で働き続けなければならず、その間に妻と子供たちは休暇でビーチにバカンスに出かけます。
そんな哀れなペペ・ロドリゲスは、暑い夏のあいだ、仕事も家事もこなさないといけない一方で、自由をエンジョイしようと冒険するという内容です。
この映画はスペインで大成功を収め、その結果、スペイン人は、夫が仕事でひとり残り、他の家族は休暇に出かけるという同じような状況について、この表現を使うようになったようです。
当時のスペインでは似たような状況の人がたくさんいたんでしょうね。
そしていまでは、男女関係なく使うようになっているみたいです。
一人で自由にリラックスできる時間はだいじっす!
スペイン人にこの言葉使ったら、たぶん笑ってくれます。
なんでその言葉知ってんのー?ってびっくりすると思います。
ぜひ使ってみてください。
この夏は
まさに、いま、自分が
よい夏を!
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「Estoy de rodríguez(エストイ・デ・ロドリゲス)!!」